0歳児からの入園と同様、ママが早くから仕事に復帰したいと考えて、1歳児から子どもを保育園に預けたいと希望するお家の方が年々増加しています。1歳児は0歳児の子どもと比べると、ある程度体も大きくなり、生活リズムも安定している頃かと思います。
それでもやはり3歳以上児に比べると、3歳未満児ということで毎日の持ち物が多かったり、準備する際に気にかけた方が良い点があります。今回の記事では、それらの点をわかりやすくお伝え出来たらと思います。皆さんの準備のお役に立てたら嬉しいです。
通園バッグ
0歳児では、荷物が多いことやお家の人が通園バッグを持ち運びするという視点から「少し大きめのトートバッグ」をおすすめしました。しかし、1歳児になるとだんだん子どもが通園バッグを持ちたがるようになると思います。
そこで、子どもが通園バッグを持ちたがる1歳児では、「トートバッグ」から「リュックサック」へ通園バッグを交換することをおすすめします。そうしてあげることで、通園バッグを子どもが持ち運びしやすくなります。
リュックサックにするメリットは?
「リュックサック」にするメリットは、子どもが通園バッグを持ち運びする際「両手があくこと」です。
1歳児になり、ずいぶん歩くのが上手になり、中には走る子どもも出てくると思いますが、まだまだ体のバランスがうまく取れず、転びやすいといえます。
そして転んだ時に両手があいていないと手で地面を支えられず、顔面を強打してしまう恐れがあります。そのような点から、「リュックサック」は1歳児の通園バッグとしておすすめなのです。
また、自分の荷物を子どもが持ちたがるという行動自体を大切にして欲しいということも理由のひとつです。このことだけに限りませんが、「子どもが自分で何かをしたがる時に出来るだけさせてあげる」という大人の態度が、子どもの成長に欠かせないのです。
ですので、だんだん何に対しても「自分で!」という自我が芽生えてくる1歳児(この年で2歳になる子ども)たちには、出来るだけ色々なことを自分でさせてあげて下さい。そういった意味でも、通園バッグをリュックサックタイプにすることをおすすめします。
ハンドタオル
1歳児では、食事の前に水道に行って手を洗うことが習慣になるでしょう。3歳くらいまでは、まだはんかちを自分の服のポケットに入れて使うことが難しいので、自分専用のハンドタオルを使って手洗い後に手を拭きます。
ハンドタオルはフックなどにかけて保管する園がほとんどですので、タオルの角にかけ紐がついているものを持たせます。既製品であればだいたいのハンドタオルにかけ紐がついています。名前も書く所があるので便利ですよ。
もし、子ども用に売られている既製品のハンドタオルではないものを持たせたい場合は、既製品と同じように角にかけ紐を縫い付け、名前もわかりやすく見えやすいところにつけると良いです。
ハンドタオルは毎日持ち帰りです。次の日には新しいものを持たせましょう。ですので、少し多めに準備しておいた方が良いですよね。これから新しいものを購入する場合は、子どもの好きな絵や柄を一緒に選んであげると子どもの楽しみも増えると思いますよ。
おしぼり
保育園では毎日午前・午後のおやつと昼食時の合わせて3回、おしぼりを使います。ですので毎日3枚ずつおしぼりが必要です。お洗濯することを考えると、おしぼりはわりと多めに準備が必要かと思います。
おしぼりは何度かお洗濯をするとだんだん古くなってきたり、カビが発生したりします。適宜漂白をしたりして、清潔なものを持たせましょう。そしてそろそろ・・・と思ったら、思い切って買い替えて下さいね。
また、毎日お洗濯をするので油性ペンで書いた名前も消えやすいです。何回かお洗濯を重ねたら、名前が消えていないか確認をしましょう。名前が消えていたら、上からまた重ねて名前を書いて下さいね。
名前を書く場所ですが、よくおしぼりの裏側やタグの部分に名前を書く方がいらっしゃいます。しかし子どもに配る際、間違わないために名前が見えるように子どもに配ります。ですので名前はおしぼりの表の隅にわかりやすく書くようにしましょう。
まとめ
それではまとめとして、1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その1)のそれぞれ項目別にチェックポイントをお伝えしたいと思います。
通園バッグ
- 自分で通園バッグを持ちたがる1歳児では、リュックサックタイプの通園バッグがおすすめ。
- 自分の荷物を子どもが持ちたがるという行動自体を大切にする。
ハンドタオル
- ハンドタオルには見えやすいところに名前をつけ、角にかけ紐がついたものを持たせる。
おしぼり
- 毎日3枚必要なので多めに準備し、清潔なものを持たせる。
- 名前はおしぼりの表の隅にわかりやすく書く。書いたものは消えやすいので、薄くなったら書き足す。
1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その1)はいかがだったでしょうか。0歳児と比べると、少しずつ何でも自分でやりたがる年齢になります。その点を理解しながら、持ち物の準備を進めていくのが良いですね。
次回もこの記事の続きとして、1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その2)をお話したいと思います。他の年齢からの入園準備と同じものを紹介することもありますが、1歳児の成長に合わせて準備するものをお話出来たらと思っていますので、また読んでいただけたら嬉しいです。