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1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その2)

1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その2)

1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その1)では、「通園バッグ」「ハンドタオル」「おしぼり」についてお話しました。続いて今回の1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その2)では、「おむつ」「お昼寝布団・シーツ」についてお話します。皆さんの参考になれば嬉しいです。

おむつ

1歳児の月齢の早い子ですと、中間~後半あたりにかけてトイレトレーニングが始まり、オムツがほとんど必要ない子どももいるかもしれませんが、4月から入園する予定であれば、最初の頃はほぼ全員がおむつで1日過ごしているかと思います。1歳児ですと、もう良く動くようになるのでパンツタイプのおむつが良いでしょう。

ですので、入園後は保育園にお家からおむつを持参する必要があるでしょう。おむつは、毎日6~7枚ずつ保育園に持っていくことになっている園と、1パッケージをまとめて保育園に置いておき、なくなりそうになったら保育園から連絡が来てまた持っていくという園があるのではないかと思います。入園予定の保育園のやり方を事前に聞いておくと良いと思います。

名前について

また、おむつのパッケージに大きく名前を書くことと、全てのおむつに名前を書かなければならない保育園が多いと思います。その場合、油性ペンで1つ1つ名前を書いても良いのですが、名前のはんこなどがあると押すだけなので便利だと思います。

サイズについて

そしてサイズも重要です。サイズが大き過ぎるとももの脇からおしっこがもれてしまうし、小さすぎると子どもの鼠径部が締め付けられるので、蒸れたり赤くなってただれてしまうことがありますので必ず子どもの成長に合ったおむつを使用しましょう。

お昼寝布団・シーツ

お昼寝布団・シーツはどの年齢から入園する子どもでも必要です。まずはお昼寝布団についてですが、お店で「子ども用お昼寝布団」という名前で売っているものは色々な種類がありますから、皆さんどんなものを準備したらよいのか迷うのではないかと思います。

1歳児さんだからというよりも、子どもたちが心地良く眠れるためにはなるべくふんわりでもしっかりと厚みもある柔らかいお布団で寝かせてあげたいですよね。そこで布団の質についてお話したいと思います。

どのような布団が子どもに良い?

例えば子ども用品専門店や大型衣料品店などで取り扱っている「子ども用お昼寝布団」は、化学繊維(ポリエステル100%)で作られているものが多いです。これらの化学繊維で作られている布団は安くて軽くてお洗濯も簡単ですが、夏は暑くて蒸れやすいですし、冬は汗や冷たい空気が布団の内部に溜まりやすくてあまり暖かくありません。

そして布団に十分な厚さがなく、しばらく使っているとさらに薄くなってペラペラになってしまいます。これでは床の上に直接寝転がっている時とあまり変わらず、子どもは寝心地が良くないですよね。

そこで、私の個人的なおすすめは、木綿わたを使用したお布団です。木綿で作られたお布団ですと夏は汗を吸収してくれますし、冬は化学繊維の布団に比べると床の冷たさが感じられず、温かいと思います。

実際に大人が横になってみてもわかると思いますが、体重で布団がぺしゃんこになってしまうこともないですし、床から冷気が伝わってくる感覚もありません。子どもを寝かせ季節に応じて毛布やタオルケット、掛布団を上からかけてあげると、とても寝心地が良いと思います。

1歳未満のうちは、掛布団は寝ている間に呼吸が苦しくなる可能性がありますのでおすすめしません。

厚さは各保育園で決められていたり、布団やさんに相談すると調節してくれると思います。化学繊維のものと比べると綿が詰まっていて弾力もあるので、1歳児から購入しても卒園するまでペラペラと薄くなることもなく、長持ちしますよ。(実際うちの保育園で買い替える子どもはほとんどいません。)

その分確かにお値段は高くなると思いますが、両方を並べて比べてみるとその違いがわかると思います。ちなみにわたしの勤務する保育園では、入園する際は皆さんに木綿のお昼寝布団を作って下さるようにお願いをしています。敷布団の面の厚さも5枚以内としてもらい、あまり重たくなり過ぎないようにしてもらっています。

布団のサイズは?

サイズに関しては、各保育園でだいたい決められているのではないかと思います。もしも決められていないようであれば、敷布団はだいたい60~70㎝×130~140㎝にすると年長さんになっても足がはみ出てしまうことがないように思います。

掛け布団は保育園によっては必要がない園もあるかもしれません。もしも必要があるならば敷布団に合わせて同じ木綿の布団で、100㎝×140㎝くらいが丁度良いのではないでしょうか。先程もお話しましたが、掛布団は1歳未満のうちは使わないかもしれませんが、1歳過ぎくらいから必要な園は一緒に作っておいたほうが後々面倒でないのではないでしょうか。

ちなみに全園児で掛布団が必要ないのは、保育園でお昼寝の時間に冷暖房でしっかり温度管理をしている保育園だと思います。そういった保育園や、0,1歳児のうちは掛布団の代わりにタオルケットや綿毛布(冬は普通の毛布)が必要になると思いますので、入園予定の保育園に確認しましょう。

また、掛布団・敷布団などとともに必要となるシーツですが、シーツの取り付け方やお洗濯方法などは、その保育園によってやり方が違うと思いますのでこちらも入園予定の保育園に確認してみたほうが良いと思います。

まとめ

それではまとめとして、1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その2)のそれぞれ項目別にチェックポイントをお伝えしたいと思います。

おむつ

  • 1歳児はよく動くのでパンツ式のおむつが良い。
  • おむつの持たせ方は保育園によってやり方が違う。
  • 名前のはんこなどがあると押すだけなので便利。
  • 必ず子どもの成長に合ったサイズを使用する

お昼寝布団・シーツ

  • 子どもの寝心地の良さを考えると、木綿わたを使用したお布団がおすすめ。
  • 1歳未満は、寝ている間に呼吸が苦しくなる可能性があるので掛布団ではなく、タオルケットや毛布が良い。
  • 値段は高いが、木綿わたのお布団は1歳児から購入しても卒園するまでペラペラと薄くなることもなく、長持ちする。
  • シーツの取り付け方やお洗濯方法などは、その保育園によってやり方が違うので、入園予定の保育園に確認してみたほうが良い。

1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その2)いかがだったでしょうか。おむつ・お昼寝布団・シーツは、子どもが1日保育園で心地良く過ごすためにはとても大切なアイテムですよね。ぜひこの記事を参考にして頂けたらと思います。

次回はこの記事の続きとして、1歳児に必要な保育園の準備とは!?(その3)をお話します。1歳児が保育園で生活するにあたって、お家の方に大切にして頂きたいポイントを交えながら準備が必要な持ち物をお伝えできたらと思いますので、また皆さんの参考になると良いなと思います。

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