【LERAI(りれい)】Learn to raise ~育てることを学ぼう~をコンセプトに保育園・幼稚園の先生達がママ・パパの疑問を解決します!

0歳児に必要な保育園の準備って!?哺乳瓶やお昼寝布団はどんなものがお勧め?(その2)

0歳児に必要な保育園の準備って!?哺乳瓶やお昼寝布団はどんなものがお勧め?(その2)

前回の0歳児に必要な保育園の準備って!?(その1)では、主に0歳児ならではの必要なものについてお伝えしました。今回の(その2)からは、年齢に関係なく必要なものについてもお伝えできたらと思います。皆さんの入園準備の参考になると良いです。

 好きな箇所から読み始められます

哺乳瓶・マグ

哺乳瓶やマグは保育園にあるものを消毒してみんなで使う園と、個人のものをお家から持ってきてもらって使う園があるかと思います。また、保育園にあるものを子どもが好まず、お家で毎日使っているものを持ってきてもらうケースもあるかもしれません。

哺乳瓶や乳首はサイズやタイプなどが色々あり、やはり赤ちゃんにも好みがあると思います。入園の際に、自分の子どもがお家でどんなものを使っているのか保育士さんに伝えておきましょう。運よく同じものを使っている場合は保育園での授乳がスムーズに行えますし、違うものの場合はお家でも同じものを用意して練習してあげたりもできます。

中にはお家のものと保育園のものが違っても、嫌がらずに飲んでくれる赤ちゃんもいます。とりあえず保育園のものを試してみて、赤ちゃんの反応に合わせて対応してあげると良いですね。

また、お家で完全母乳の場合や哺乳瓶を使っていない場合は、保育園に入園する前に必ず哺乳瓶でミルクを飲む練習をして欲しいと思います。時々練習せずに保育園に預けられ、哺乳瓶でミルクを飲めなくてお腹を空かせて泣き続ける赤ちゃんがいたりします。赤ちゃんの情緒の安定と健康の為にも、少し前からお家の人が哺乳瓶でミルクを飲ませる練習をしましょう。

哺乳瓶を使ってミルクを飲んでいた赤ちゃんも、だんだん大きくなってくるとストローを使ってミルクや飲み物を飲むようになります。その際、哺乳瓶と同じように個人用のマグが必要になることもあるかもしれません。

マグは0歳児の赤ちゃんが飲み物を飲む際、コップに比べると中身がこぼれにくく便利なのでだいたいのお家で使っていると思います。もし保育園で持ってきてもらうようにお願いされた場合はお家で使っているものを毎日持たせるようにすれば大丈夫かと思います。

哺乳瓶やマグに関しては必ず必要なわけではないものだと思いますので、入園する予定の保育園に聞いてみると良いと思います。わたしの勤めている保育園ではどちらも保育園にありますが、赤ちゃんがお家で使っているものを使った方がミルクの飲みが良い場合は持ってきてもらうようにお願いしています。

何よりも、保育園という新しい環境に敏感になっている赤ちゃんがしっかりとミルクを飲んで健康に過ごせるように配慮してあげることが大切です。入園前はお家できちんと練習し、入園後は担任保育士と話し合いながら、赤ちゃんが健康に安心して過ごせるように出来る限りのことをしてあげて欲しいと思います。

お昼寝布団・シーツ

0歳児で入園する赤ちゃんであれば、お昼寝だけではなくて午前寝もまだ必要な赤ちゃんも多くいると思います。ですので保育園で使う回数は多く、お布団を準備するのは必須ではないでしょうか。また、入園の際はお昼寝布団と一緒にシーツも必要です。

まずはお昼寝布団についてですが、お店で「子ども用お昼寝布団」という名前で売っているものは色々な種類がありますから、皆さんどんなものを準備したらよいのか迷うのではないかと思います。

0歳児さんはまだ肌がデリケートだったり、体も小さく柔らかいですのでなるべくふんわりでもしっかりと厚みもある柔らかいお布団で寝かせてあげたいですよね。そこで布団の質についてお話したいと思います。

例えば子ども用品専門店や大型衣料品店などで取り扱っている「子ども用お昼寝布団」は、化学繊維(ポリエステル100%)で作られているものが多いです。これらの化学繊維で作られている布団は安くて軽くてお洗濯も簡単ですが、夏は暑くて蒸れやすいですし、冬は汗や冷たい空気が布団の内部に溜まりやすくてあまり暖かくありません。

そして布団に十分な厚さがなく、しばらく使っているとさらに薄くなってペラペラになってしまいます。これでは床の上に直接寝転がっている時とあまり変わらず、子どもは寝心地が良くないですよね。

そこで、他の年齢からの入園でもおすすめしていますが、0歳児の赤ちゃんであればなおさら木綿わたを使用したお布団がおすすめです。木綿で作られたお布団ですと夏は汗を吸収してくれますし、冬は化学繊維の布団に比べると床の冷たさが感じられず、温かいと思います。

実際に大人が横になってみてもわかると思いますが、体重で布団がぺしゃんこになってしまうこともないですし、床から冷気が伝わってくる感覚もありません。赤ちゃんを寝かせ季節に応じて毛布やタオルケットを上からかけてあげると、とても寝心地が良いと思います。(小さいうちは、掛布団は寝ている間に呼吸が苦しくなる可能性がありますのでおすすめしません。)

厚さは各保育園で決められていたり、布団やさんに相談すると調節してくれると思います。化学繊維のものと比べると綿が詰まっていて弾力もあるので、0歳児から購入しても卒園するまでペラペラと薄くなることもなく、長持ちしますよ。(実際うちの保育園で買い替える子どもはほとんどいません。)

その分確かにお値段は高くなると思いますが、両方を並べて比べてみるとその違いがわかると思います。ちなみにわたしの勤務する保育園では、入園する際は皆さんに木綿のお昼寝布団を作って下さるようにお願いをしています。敷布団の面の厚さも5枚以内としてもらい、あまり重たくなり過ぎないようにしてもらっています。

サイズに関しては、各保育園でだいたい決められているのではないかと思います。もしも決められていないようであれば、敷布団はだいたい60~70㎝×130~140㎝にすると年長さんになっても足がはみ出てしまうことがないように思います。

掛け布団は保育園によっては必要がない園もあるかもしれません。もしも必要があるならば敷布団に合わせて同じ木綿の布団で、100㎝×140㎝くらいが丁度良いのではないでしょうか。先程もお話しましたが、掛布団は赤ちゃんのうちは使わないかもしれませんが、1歳過ぎくらいから必要な園は一緒に作っておいたほうが後々面倒でないのではないでしょうか。

ちなみに全園児で掛布団が必要ないのは、保育園でお昼寝の時間に冷暖房でしっかり温度管理をしている保育園だと思います。そういった保育園や、0,1歳児のうちは掛布団の代わりにタオルケットや綿毛布(冬は普通の毛布)が必要になると思いますので、入園予定の保育園に確認しましょう。

また、掛布団・敷布団などとともに必要となるシーツですが、シーツの取り付け方やお洗濯方法などは、その保育園によってやり方が違うと思いますのでこちらも入園予定の保育園に確認してみたほうが良いと思います。

まとめ

それではまとめとして、0歳児に必要な保育園の準備って!?(その2)のそれぞれ項目別にチェックポイントをお伝えしたいと思います。

哺乳瓶・マグ

  • 哺乳瓶や乳首はサイズやタイプなどが色々あり、やはり赤ちゃんにも好みがある。
  • 哺乳瓶は保育園のものを試してみて、赤ちゃんの反応に合わせて対応してあげると良い。
  • お家で完全母乳の場合や哺乳瓶を使っていない場合は、保育園に入園する前に必ず哺乳瓶でミルクを飲む練習をする。
  • 赤ちゃんが健康に安心して過ごせるように臨機応変に対応し、出来る限りのことをしてあげる。

お昼寝布団・シーツ

  • 0歳児の赤ちゃんであればなおさら木綿わたを使用したお布団がおすすめ。
  • 0歳児は、寝ている間に呼吸が苦しくなる可能性があるので掛布団ではなく、タオルケットや毛布が良い。
  • 値段は高いが、木綿わたのお布団は0歳児から購入しても卒園するまでペラペラと薄くなることもなく、長持ちする。
  • シーツの取り付け方やお洗濯方法などは、その保育園によってやり方が違うので、入園予定の保育園に確認してみたほうが良い。

以上、0歳児に必要な保育園の準備って!?(その2)についてお話してきました。0歳児ならではの持ち物もありますが、成長しても変わらず必要な物もあります。0歳からの入園ですと6年以上保育園に通うことになりますので、お布団などはしっかり長持ちしたほうが良いですね。

次回も今回のつづきとして、0歳児に必要な保育園の準備って!?毛布や着替え袋はどんなものがお勧め?(その3)をお話します。全園児共通で必要になる持ち物ではありますが、0歳児に合わせた視点で考えながらお話できたらと思います。

0歳児カテゴリの最新記事